アヤコの日記

母として、教員として、一人の女として思う・考えることを、つらつらと。

おじいちゃん達の話

漁港の横にあるベンチで、娘と並んで休憩。

揚げたての蒲鉾をつまんで、ジュースを飲んでいると、

自転車に乗ったおじいちゃんが話しかけてきました。

 

このベンチに座ると、おじいちゃんおばあちゃんからほぼ100%話しかけられます。

 

おじいちゃん達の会話は、まず孫の話から始まります。

甲子園に行った、東京で就職した、

〇〇大学にいる、薬剤師になった…。

そして、若い頃の話、お金の話、美味しい物の話、病気の話へ。

 

そしてまた孫の話で、

「今はふとうなった(大きくなった)けど、こまい(小さい)時はいつも連れてまわりよったよ。」

と締めくくられるのです。

 

70,80代の人の話を聞くと、

人が最終的に大切にするものがなんとなく見えるような気がします。

 

それは、「人とつながった思い出」。

そして人は死ぬまで人とつながりたい、と思うのだなと感じます。

 

おじいちゃんは娘に手を振って、

ふらふらと自転車をこぎながら帰って行きました。