自分と他人を区別する
自分にとって必要な知識は何か。
自分にとって一番うまくいくやり方は何か。
自分にはどんな良いところがあるのか。
自分は何が苦手なのか。
その方法は、他人のものではないのか。
他人にとってうまくいくものでも、私にとってはちがう場合がある。
中学3年生の時。
人生初めての受験を経験しました。
他人の合格記を読み、こんな学習方法をすれば力がつくのだと思い込み、マインドコントロールをして合格した気になっていました。
結果は不合格。
他人が決めた目標とやり方では、どうにもこうにもいかないという貴重な学びだったように思います。
高校3年生。大学受験に臨みます。
「自分にとって最適な目標はどうあるべきか。」
「その目標を達成するためには、自分はどの方法をとるべきか。」
「自分の決めた目標と方法を遂行するとき、他人のノイズをどのようにかわすべきか。」
その3点を徹底的に考えまくって、推薦入試を受け、人より早めに合格。
4年後の教員採用試験。24歳。
同じように考え、実行し、現役合格。
27歳。リーマンショック。
結婚して1年で、夫の会社が規模縮小にともない県外へ移転することになりました。
私が仕事を辞めてついていくか、夫が転職するか。
大企業だから安心と思っていたので、本当にびっくりしました。
「福岡に残る」「私が仕事を辞めないことで、当面の収入は確保できる」
結局、夫は転職し、私は仕事を継続しています。
31歳。
2歳と3歳、2人の年子を抱えての職場復帰をします。
育児短時間勤務という、2時半に学校から帰るという勤務を取得させてもらいました。
教員で取得することはほぼない勤務体制。
ずいぶん批判もされたし、取得そのものに苦労しました。
「そんな例、聞いたことがない」と。
たくさんの方の支えで1年間の短時間勤務を終え、次の年にフルタイム勤務に戻し、今に至ります。
自分の心の声を聴くこと。
信じること。
そして、自分と他人を区別すること。
感謝を忘れず。