最高裁国民審査?
衆議院議員選挙が終わりました。
子どもたちに投票所に行ったかたずねると、
半分くらい手を挙げてくれました。
今年は四年生の担任なので、彼らは10歳。
あと8年後に選挙権がある、と思うと
この思春期前の経験がすごく大切だと私は思います。
今回投票所に行くと、若い人が多い印象でした。18歳投票可能がそうさせたのかな?地域も、若返っているのかもしれません。
最高裁国民審査も同時に行われましたが、結果を知っていますか?
国民審査ってどれほど機能しているのかな?と多いに疑問を持ちました。
その理由は3つ。
①情報が少なすぎる
テレビはもちろん、ネットでも最高裁の裁判官の名前すら滅多に出てこない。
②審査公報の判例の文章が難しすぎる
選挙公報と一緒に配布される、審査公報。薄い新聞みたいなものです。やっとこさ公報で、裁判官の名前と顔が分かっても、判例を読み解くのに一苦労。国語教師でこの調子。目の前にいる子どもたちが大人になって、これを読み解くには大卒以上の国語力が必要じゃないかな。
③国民審査そのものがシステムとして無理がある
そもそも7人の裁判官の名前だけがある投票所で、×だけをつけろ、というシステムが無理。人の名前だけを7人覚え、判例も暗記し、判断すること、どれだけの人ができるのだろう。審査公報を持ち込んだら、選管の人に注意されました。その上、空欄が無効ではない、というシステム。⚪︎をせめてつけるようにしないと、分かんないでしょ、国民の意思。
法律ができても、解釈次第で世の中が変わる。だからこそ、国民審査ってもっと知ってもらう必要があると思うのです。
社会で主体的に生きる人になってもらうために、子どもたちにもわかりやすく伝えていきたいと思います。